【概要】
医療・介護の現場には、待ち時間や入力作業、申し送り、移動、確認作業など、日々の業務に関するさまざまな記録やデータがあります。
こうしたデータを丁寧に見ていくことで、普段は当たり前だと思っている業務の中に、改善できる「ムダ」が隠れていることに気づけます。
現場改善では、業務、設備・物品、動線、情報、コミュニケーションという5つの視点から状況を整理することが大切です。
さらに、「現場・現物・現実」の三現主義に基づき、実際の場所や物、数値を確認することで、思い込みではなく事実に基づいた改善につなげられます。
たとえば、点滴準備に必要な物を探す時間や、申し送りで伝達漏れが発生した件数を記録すると、配置の見直しや情報共有方法の改善など、具体的な対策が見えてきます。
改善は一度で終わるものではなく、5SやPDCAサイクルを活用し、小さく始めて定期的に見直すことが重要です。
本編では、医療・介護現場にある記録や業務データを活用して、現場のムダや課題を見つける方法を分かりやすく解説しています。
現場を確認する際の5つの視点や三現主義、5S、PDCAサイクルの基本に加え、待ち時間、準備作業、申し送り、移動、確認作業などを数値化し、改善につなげる具体的な事例を学べます。
感覚だけに頼らず、データと現場の両方を使って、より安全で働きやすい職場づくりを進めるための考え方を身につけましょう。